EXTRUSION

押出 Extrusion

押出は、加熱したアルミニウムビレットを高圧で金型に通し、望みの断面形状の製品に成型する工程です。 複雑な形状も精密に具現化できるため、材料の使用効率と生産性が高いのが特徴です。 押出後は切断や矯正、冷却、引張などの後処理を行い、製品の寸法安定性と機械的特性を確保します。 特に、アルミニウムの軽い物性と優れた加工性により、建築や自動車、電子など様々な産業分野で幅広く活用されています。 高精密金型技術と自動化設備を通じて、高品質の押出材を安定的に供給しています。 詳しくはこちら

DRAWING

引抜 Drawing

引抜は、アルミニウム棒材や線材を金型に通して引き延ばし、断面を減少させて長さを延ばす冷間加工工程です。 押出とは異なり、素材が押し込まれるのではなく、外部の力に引っ張られる方式で進められます。 断面減少率や金型角、摩擦、引抜速度など様々な要因が品質と生産性に影響を及ぼします。 引抜工程を通じて精密な寸法管理ができ、直径数マイクロメートル(㎛)レベルの高精密線材を生産することができます。 複数の金型工程(ステージ)を活用して、高速・高精密アルミニウム引抜製品を安定的に供給しています。 詳しくはこちら

SHOT BLASTING

ショット Shot Blasting

アルミニウムショット工程は、単なる表面処理を超え、製品に堅牢さと美しさを同時に与えるハイテク技術です。 ステンレスショットを精密に噴射して表面を強化することで、微細な亀裂を防ぎ、疲労強度を高めます。 また、酸化物や不純物を除去し、清潔で均一な質感を実現し、後続の塗装やコーティングの密着力を最大化します。 詳しくはこちら

COATING

アルマイト Coating

普通アルマイトは、アルミニウム表面に薄い酸化アルミニウム層を形成し、耐食性と装飾性を向上させる電解処理工程です。 弱酸性電解液(主に硫酸)を用いて表面を安定的に酸化させ、様々な色で着色することができ、視覚的完成度を高めることができます。 家電製品やインテリア資材、一般産業用部品など、外観の品質と耐久性が求められる分野で主に使用されます。 表面は滑らかで反射率が高く、高級感のある質感を提供し、皮膜の厚さは通常5～15㎛程度です。 基本的な耐食性と絶縁性の確保が可能ですが、摩耗や高強度環境には限界があります。 詳しくはこちら

HARD ANODIZING

硬質アルマイト Hard Anodizing

硬質アルマイトは、低温かつ高電流条件で処理された高強度の酸化膜で、優れた耐摩耗性と耐食性を提供します。 皮膜硬度はHv 400以上で、優れた皮膜硬度を持ち、高荷重や高温環境でも性能を維持します。 皮膜の厚さは25～80㎛以上まで形成され、色は一般的にグレーまたは暗褐色系で自然形成されます。 自動車や航空、機械部品及び産業設備など、精密性と耐久性が求められる分野で広く活用されています。 耐熱性や絶縁性、耐薬品性にも優れ、めっきや別途コーティングを施さなくても安定した機能を発揮します。 詳しくはこちら